ザゼンソウ(座禅草) サトイモ科。ザゼンソウ属。 学名 Symplocarpus renifolius Symplocarpus
ザゼンソウ属 renifolius : 肝臓形の葉の
Symplocarpus(シンプロカーパス)は、ギリシャ語の 「symploce(結合)+ carpos (果実)」が語源である。
和名の由来は、黒頭巾をかぶったお坊さんが座禅を組んでいるような姿からザゼンソウ、また達磨和尚をイメージして「ダルマソウ」とも呼ばれる。
ザゼンソウの花は、花弁のないたくさんの花が集まり棍棒状になっている。このような花の集まりを肉穂花序と呼ぶ、この花序を包む大きな苞が仏炎苞である。
ザゼンソウは、草丈、20〜40cm程度の多年草で、山などの湿地帯に群生し、早春に開花する。
花期は、2月(滋賀県今津)〜5月(山岳地)。
今津のザゼンソウ群落(いまづのざぜんそうぐんらく)は、滋賀県高島市今津町にあるザゼンソウの群生地である。1981年に今津中学の生徒が理科授業の観察時に発見した。
環境庁の自然環境保全基礎調査の特定植物群落に選定(1986年)、国内の南限とされ、良好な自然環境を形成していることから、環境省の特定植物群落指定地や滋賀県の緑地環境保全地域に指定されている。
今津のザゼンソウ群落は、滋賀県高島市今津町弘川の湿地帯に高密度で広く群生する。
毎年2月〜3月、ザゼンソウの開花にあわせて、「ザゼンソウまつり」が開催されている。
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