地球憲章
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1998.10.20 GCJ地球憲章委員会(GCJECC) − 日本発基本草案 −

<前文>
 地球は我々の住みかであり、生きとし生けるものの家である。我らの地球は生きている。この地球に生きる我々は、果てしなく広がる宇宙の一部である。この地球は驚くほどの多彩な生命と文化に満ちており、人類はあらゆる生命体の一員として、相互依存しながら生き続けている。我々は、地球の美しさの前に立つとき、また、地上の存在するあらゆる生命の起源に想いを馳せるとき、心から厳粛な畏敬と感謝の念を持たざるを得ない。過去の世代から我々に受け継がれてきた恵みに感謝し、現在から未来の世代にこの恩恵を継承していく責任を受け入れなければならない。
 我らの地球共同体は大きな岐路に立っている。この地上の生物圏は自然の法則に支配されている。この法則を破るとき、われわれは破滅の危機に瀕する。この事実を知りつつも尚、我々は自然の法則を無視続けた。人類は環境と進化の過程を大きく変化させるほどの力を得たが、知恵や先見性の欠如、そして知識や能力を誤って濫用した結果、生命体と地域や地球全体の基盤を脅威にさらしている。我々の住む世界は暴力、貧困及び苦難に満ちている。抜本的な改革が求められているのである。
 我々は選択を迫られている。地球資源の有効性の中での他の生命体との共存への道か、それとも人類やさまざまな生態系を破滅させるかの選択である。我々は自然の法則を踏み外し、地球に対する畏敬と感謝の念を忘れた産業技術文明を見直し、個人と集団、欲望と知足、多様性と統一性、短期と長期、そして利用することと育成することの調和を図る新たな方策を見だし、再創造しなければならない。
 地球はあらゆる多様性に満ちている。その中で我々は、人類という一つの種であり、地上の生きとし生けるものは、運命を分かち合うひとつの家族である。我々人類は、かつてない叡知と勇気を持って共生を図る総合的な倫理ビジョンを確立するよう迫られている。そのためには、地域、生物域、国、そして国際的なレベルでパートナーシップを作り上げ、相互協力を促進していくことが必要である。
 お互い連帯を持ち合う生活共同体に住む我々世界市民は、以下の関連する原則に従って行動することを決意する。

<原則>
地球とすべての生命を尊重すること。
多様性に富む地球生命共同体を大切にすること。
未来世代のために、健康的で美しい環境によって持続される平和のもとでの生活を世界中で保証すること。
地球の生態系の美しさと統一性を守り、回復すること。
環境災害を修復したり、保証するよりはむしろそれを予防すること。
公正を確立し、心身共に健康的な環境の中で、差別なく、すべての人々の生命、自由、安全への権利を守ること。人々は飲み水と澄んだ空気と汚染のない土壌と食料が保証される権利を有する。
地球の再生産能力を守るような消費、生産及び再生産形態を創造し、持続可能な生活を行うこと。
人類の持続可能な発展に欠かすことのできない経済活動を認めること。

<結び>
 この憲章の価値を受け入れることにより、我々は地球共同体の下に調和し、すべての人々の能力を開花させる文化を持つ家族となることができる。我々は人間の精神の可能性に対する強い信頼と、この世界への深い帰属意識を持ち続けなければならない。我々の最良の行動は、思いやりと知識の統合を具現化することであろう。
 この憲章の原則を発展させ、実施するために、世界各国は第一段階として、現在と将来の環境と持続可能な開発に係わる法律や政策のため、統合された法的枠組みとなる国際条約を採択すべきである。

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